破いて捨てたノート

Webやテクノロジーやそれ以外に関する思いつき

産業技術大学院大学で「人間中心デザイン」を学び始めました

産業技術大学院大学が開講している 履修証明プログラム「人間中心デザイン」 を履修することにした。

履修証明プログラム「人間中心デザイン」とは?

「人間中心設計(Human Centered Design)」の専門家を育成する文科省認定の社会人向けプログラムである。安藤昌也 氏を始め、人間中心設計やUXの第一線で活躍されている方々が講師を担当してくださる、大変貴重なプログラムである。

きっかけ

現在の職場にジョインしてから2年ほどの間、私はユーザーに使われないものを量産して時間を無駄にしてしまったと反省しており、その原因はいろいろ考えられるが、ひとつは、ユーザーの行動や心理を理解しようとしなかったこと、ユーザーはどんな課題を抱え、解決を望んでいるかを知ろうとしなかったことが大きいのではないかと考えている。
"Make something people want" -人が欲しいと思うものを作れ- というポール・グレアム 氏の言葉は有名だが、人が欲しいと思うものを作るには、人が欲しいと思うものを理解する必要がある。
それらを理解するための手法を学ぶべく、様々な書籍を読み漁る中で『リーン顧客開発』や『ユーザビリティエンジニアリング』のような素晴らしい書籍と出会い、強く感銘を受けた。そして気が付くと、それらの大本の学問である「人間中心設計」についてより深く体系的に学びたいと思うようになっていた。そんなタイミングで出会ったのが、前述のプログラムである。

目標的なもの

ユーザー調査・分析やユーザビリティ評価を実戦で回せるようになることが第一だが、それによってチームとしてのアウトプットの精度が上がり、開発効率が上がる(同じ開発工数でより高い成果が出せる)ことを目指していきたい。
また、せっかくお金と時間を投資して学ぶのだから、人間中心設計専門家 のような資格を取得できると、キャリアの可能性が広がっておもしろいのかもしれない。

人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻))

人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻))

リーン顧客開発 ―「売れないリスク」を極小化する技術 (THE LEAN SERIES)

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